ねこを触ろう
まず、ねこにいろんな姿勢を取らせてみてください。
ねこを飼うのが初めて、って人も結構いて、
抱っこで持ち上げるときとか、変なところ持ってる人をよく見ます。
仰向けにしたり、横向きにしたり
座ってもらってお手てを触ったり、にぎったり。
眼や耳や口の中を見たり。
見ようと試みたりするだけでもいいです。
抱き上げるときはどこを持って抱き上げていますか?
ねこが立ち去ろうとするのをうまく止められますか?
どこかを触るとき、見ようとしたとき、
もし、ねこが嫌がるなら、何を嫌がっているのか?
どういうふうに嫌がっているのか。
それから前肢や後肢の可動域を観察してみてください。
ありえない方向に動かされたらそりゃぁ嫌がります。
いぬにくらべるとねこの関節は可動域が広いし体も柔らかいですが、
そのぶん、押さえようとしてもスルリと抜けていってしまうことも。
ねこという動物の動きそのものをよ~く観察してみてください。
うちの子はシャー猫だしそもそも人に慣れてないから触れない・・・。
そんな人は、まずはねこに信頼してもらうことからはじめましょう。
ひとつでもいい、できるこを増やそう
ねこをほめるのにご褒美のオヤツはいりません。
あげてもたぶん、わからない。
それよりも、体の喜ぶ部位をたくさん触ってあげてください。
お顔をモミモミしてもらうのが好きな子なら、
例えばお口の中を見せてくれたら、
すぐに褒めながらお顔をモミモミ、クシャクシャするとか。
嫌がる傾向があるところは少しずつ。
一度にやらずに少しずつトライします。
手を触られるのが嫌な子は結構多いので、
最初はふわっと触れるだけ。
スキンシップのついででもいいです。
次、といってもすぐさまではなくて、
別の日でもいいし、時間をあけて別の機会でもいい、
どんどんチャレンジすると飽きてくるし嫌な感じになるので、
「次のチャンス」にステップアップしていきます。
ふわっと触る→数秒持っていられる→持ちながら手先を撫でられる
くらいまでステップアップしたら、
ねこの爪切り ~爪を出す~で紹介している動画のように、
爪をだすことができれば手先はクリア!
次は仰向けにする、口をあける、など、
別の「できること」を増やしていくようにします。
こうしていくことで、ねこの体に慣れ、
ねこという動物に慣れていきます。
ひょっとしたらちょこっとだけあなたに従順になってくれたかも?
そもそもねこは、きちんとしつけられる動物です。
気ままで思い通りにいかないけれど、
いざというとき主のいうことは聞く。
そんな「主」になるとねことぐ~んと距離が縮まります。
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ねこの保定は慣れと愛情 ~前肢を伸ばす~